1)図1〜図4で肋骨骨折(▲)を認め,図1と図2の(胸腔外)周囲ガス(△)を考慮すると,図6と図7のガス(白矢印)は腹腔内遊離ガスではないと解釈すべきである(pseudopneumoperitoneum:参照症例1,2).2)上段の↑は肝損傷を示しているが,extravasationを認めず(ただし,より正確に否定するにはdoubleまたはtriple phaseが望ましい),周囲に大量の血腫を認めないので活動性の出血はないと判断する(手術では活動性の出血を認めた).3)下段で膵損傷(↑)を認める.7スライス中図18〜図21の4スライスで完全断裂を示しているので主膵管損傷の可能性は極めて高い(参照症例3,4).Du:十二指腸.
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