応用問題(Practical Exercises)12(吐下血)  解答 【症例 P12-2】

十二指腸潰瘍出血.Bleeding duodenal ulcer








図17〜図24は省略.図5の1から胃を追跡すると,図16の8でUターンして図8の12となるのでDuが十二指腸である.1スライスだけだが図8の↑は十二指腸内のextravasationを示しており,活動性の出血と診断できる.十二指腸潰瘍の診断は出来ない.








下段の2mmスライス画像ではより明瞭なextravasation(↑)だけでなく,図33と図34では両側に粘膜下浮腫(▲)を伴う十二指腸潰瘍(△)も認識できる.内視鏡検査で十二指腸潰瘍からの活動性出血(図A)を認め止血した.吐血例の検査はCTではなく内視鏡が第一選択である.90%以上の症例で出血源が発見され,即止血操作が可能である.大量出血または血腫が充満しているため出血部位を発見できない,何らかの理由ですぐには内視鏡検査が出来ないときにCT検査は有用である.この例のように経静脈的造影CTで,特にthin slice(2または3mm) CTが望ましい.












  【参照症例】   1. その他(Miscellaneous)シリーズ1 【症例 ME 4】

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