応用問題(Practical Exercises)11  解答 【症例 P11-10】

錠剤包装(PTP)による小腸穿孔.Perforation of small bowel due to PTP







図4〜図6は省略.図Aで4個のホチギス針が示されている.図1〜図3の遊離ガス(△)と図15の腹水(※)は消化管穿孔の可能性が極めて高いことを意味する.図7と図8の液状内容物(▲)は拡張した小腸が麻痺性イレウスであることを示唆し,図8〜図11で麻痺性イレウスの小腸に異物(↑)を認め,それによる小腸穿孔と診断する.4個の錠剤包装(PTP:press-through-package)が4個のホチギスの針で一まとめになっており,その角による回腸穿孔(図B)であった.







  【参照症例】   1. 右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ9 【症例 RE 42】

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