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応用問題(Practical Exercises)10 解答 【症例 P10-8】
穿孔性S状結腸憩室炎.Perforated sigmoid diverticulitis
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下段の図15の1からS状結腸を追跡すると,数字順に展開し図7の20から下行結腸となり上行する.S状結腸の走行がはっきりすれば図7〜図12の↑は腸管外に位置する糞塊(feces)との診断が自然に成り立つ.図10〜図13の▲はS状結腸の憩室を示しており,図4〜図6で周囲脂肪組織の濃度上昇(△)も著明で,S状結腸憩室の穿孔と診断する.図Aの注腸造影で憩室(▲)と穿孔部周辺の炎症による壁の浮腫と狭窄(白矢印)が示されている.横行結腸に人工肛門を造設し抗生剤投与で症状が消失し,後日S状結腸切除予定である.
【参照症例】
1.
下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 1 【症例 LR 1】
2.
下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 1 【症例 LR 2】
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