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応用問題(Practical Exercises)6 解答 【症例 P6-6】
門脈・上腸間膜静脈血栓症(小腸壊死).Portal vein・SMV thrombosis with small bowel necrosis
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図12〜図23の小腸(↑)は壁の造影効果を認めない,壊死に陥った小腸であり,その原因を検索する.SMAは造影されており塞栓や血栓を認めない.図4で右門脈と門脈本幹(▲)が血栓のため造影効果を失っており,腹水(※)は胃内容物よりやや高濃度を呈し血性腹水であろう.図8では脾静脈の血栓も確認でき,図9からはSMV(△)の血栓を示しているので門脈・SMVの血栓症による小腸壊死と診断する.図5〜図7の白矢印は発達した側副路の静脈である.血管造影でSMAとその分枝に異常はなく(図A) ,静脈相(図B)でSMVが描出されない.手術で血性腹水があり,盲腸より60cmの部位から40cm長の回腸が出血性壊死(図C)に陥っていた.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ16 【症例 EE 76、77 】
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