応用問題(Practical Exercises)5  解答 【症例 P5-8】

十二指腸下行脚の潰瘍穿孔.Perforated duodenal ulcer of descending part









腹壁直下に遊離ガスを認めない.下段の図19〜図24で右後腹膜に液貯留と脂肪組織の濃度上昇(▲)を認める.図12と図13で粘膜下浮腫内のガス(↑)は潰瘍性病変を示している可能性が高く,図15と図16の△は腸管外遊離ガスと解釈すべきであろう.従って,十二指腸下行部潰瘍の穿孔と診断する.手術で十二指腸下行部の水平部移行部近くでの穿孔を認め単純閉鎖したが,良性潰瘍と思われた.図5〜図7の白矢印は腫瘍性病変か粘膜下浮腫かカルテに記載がなく不明である.



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  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ22 【症例 EE 107】

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