応用問題(Practical Exercises)5  解答 【症例 P5-6】

鶏の骨によるS状結腸穿孔.Perforation of Sigmoid colon by a chicken bone



腹壁直下には遊離ガスを認めない.S状結腸(Sig)に多数の憩室を認めるが,脂肪組織の濃度上昇(▲)とS状結腸の壁肥厚は憩室炎か? 図10と図11の△は腸管外遊離ガスで,図8〜図11では真っ白な異物(↑)を認め,図8では明らかに腸管外に突き出ている.魚骨か何かの骨によるS状結腸穿孔である.手術で鶏骨によるS状結腸の腹膜垂内への穿孔を認めたが,腹腔内の汚染はなかった.2日前にチキンカレーを食べたという.




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  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ15 【症例 ER 75】

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