応用問題(Practical Exercises)5  解答 【症例 P5-3】

S状結腸憩室穿孔.Perforated sigmoid diverticulum









図1〜図3の△は小腸内ガスであろう.図2〜図15の※は腸管壁を認識できないから腸管外の糞便と思われるが,はっきり断定するには下行結腸とS状結腸の走行を確認する必要がある.図1の下行結腸(1)から追跡すると図16の32となる.図19のS状結腸(A)から逆行性に追跡すると図16のNまで上行し32と連結することで納得できる.図14〜図16でS状結腸に憩室(▲)を認めるので,穿孔性S状結腸憩室炎と診断する.手術で同所見が確認され,Hartmann手術が施行された.












冠状断画像では図30の1〜同図の17が直腸とS状結腸だから,※は腸管外の糞便と診断できる.









  【参照症例】   1. 右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ20 【症例 RR 96】

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