文献考察:American Gastrointestinal AssociationのSMV血栓症の治療方針.
Brandt LJ, Boley SJ.
AGA technical review on intestinal ischemia. American Gastrointestinal Association.
Castroenterology. 2000 May;118(5):954-68. Review. PMID: 10784596
SMV血栓症の診断がつけば治療方針は腹膜刺激症状があるかないかで決まる.腹膜刺激症状があれば開腹手術が必要で,なければ1週間程度のheparinizationで様子をみる.その後はワーファリンを3-6ヶ月投与する.SMA,またはSMVから溶解療法で成功した症例報告はあるが普遍的に行われている治療法ではない.手術が決定されても術前と術後にheparinizationは必要である.second look手術は,残した腸管のviabilityに疑問があるときだけ適応がある.
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