応用問題(Practical Exercises)3  解答 【症例 P3-8】

穿孔性急性胆嚢炎・胆嚢癌・肝膿瘍.Perforated acute cholecystitis with gallbladder cancer and liver abscess






1)胆嚢は漿膜下浮腫(▲)と壁肥厚を示しており急性胆嚢炎であるが,緊満感を失っており,穿孔を疑う, 2)図1〜図3の腹水(※)と肝皮膜の造影効果(△)は汚染された腹水と腹膜炎を示唆する.図13と図14で横行結腸の液状内容物(白矢印)は麻痺性イレウスを意味し腹膜炎を裏付ける.3)胆嚢に接する×印は肝膿瘍である.4)図7と図10〜図12の↑は胆嚢の壁肥厚を示し胆嚢癌の可能性が高い.結石は底辺にたまり胆汁とニボー状水平線を示す場合が多い.従って上記の診断となる.手術で同所見が確認された(図A:↑が癌病変).









  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ9 【症例 EE 41】

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