図5の1〜図22の18の上行結腸と盲腸は粘膜下浮腫による壁肥厚を示している.図13と図14の白矢印は憩室内のガスで,下段の図18〜図20の↑は憩室内の糞石である.図6〜図8の▲は後腹膜筋膜の肥厚,図9〜図17の△は液貯留,図29〜図32では骨盤腔内の腹水(※)を認め,糞石を含む憩室が責任病変と思われる盲腸憩室炎である.Ti:回腸末端.下段の図22のa〜図30のi は正常虫垂を示しており急性虫垂炎を否定できる.しかし,急性虫垂炎と診断され手術が行われた.上記所見が確認され,切除された虫垂の病理診断はappendicitis catarrhalis.
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