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腸閉塞・イレウス特集(obstruction+ileus)20 RESIDENT COURSE 解答 【症例 ILR 99】
回腸潰瘍による狭窄.Stenosis of ileum with ulcer
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図5〜図8で右側結腸(白矢印)の液状内容物は麻痺性イレウスを示唆する場合が多いが,まれに機械的閉塞の不完全閉塞を示す症例があることを忘れてはならない.小腸内糞便(食物残渣)は単純性閉塞の閉塞部位を示唆するので図15から追跡すると,1は図1の41となり上行するので口側の小腸である.反対側のAを追跡すると肛門側の閉塞部位に到達する可能性が高い.図11のEで閉塞し,図9のGと図10のFが閉塞の責任病変だが粘膜下浮腫による壁肥厚を示している.その肛門側の図8のH〜図1のOは虚脱していないので不完全閉塞である.
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図30以下は省略.翌日のCTで閉塞部位から口側小腸の拡張が増大し(図29のA〜図18のL),図27と図28の閉塞部位の病変(↑)の粘膜下浮腫が増大している.図26の1〜図20の7の肛門側小腸は虚脱し完全閉塞に変化したかに見えたが,図19の8と図18の9は虚脱していない,図18〜図21で右側結腸(白矢印)の液状内容物は増加しており不完全閉塞のままである.図Aの小腸造影で回腸の隆起性病変(△:実は潰瘍周辺の粘膜下浮腫)と診断され手術となった.手術および病理所見:原因不明の小腸潰瘍(図B:↑).図27の▲と図Aの▲は急性潰瘍性病変を描出しているのであろう.
【参照症例】
1.
右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ6 【症例 RR 27】
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