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腸閉塞・イレウス特集(obstruction+ileus)17 EXPERT COURSE 解答 【症例 ILE 82】
絞扼性小腸閉塞(壊死なし).Strangulated obstruction of small bowel with no necrosis
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図13〜図20は省略.図21と図22で盲腸(Ce)は通常便を含み,麻痺性イレウスの可能性は低い.左側の↑の小腸群は基準値2.5cm以上の拡張を示さないが,図23と図24で腹水(※)を,図9〜図12で腸間膜の濃度上昇(▲)を認め,造影効果が減弱しており,壊死または重度の虚血状態の小腸と解釈する.腹膜刺激症状を認めないがCTで虚血状態と判断し手術となった.大網の一部が小腸間膜に癒着しbandを形成,Treitz靱帯から100cmの部位で40cm長の空腸が絞扼されclosed loopを形成していた.浮腫と虚血所見(図A)を認めるのみで,絞扼を解除したら色調が改善し切除は不要であった.拡張のない絞扼性小腸閉塞はまれだが,造影効果の低下,腹水と腸間膜の濃度上昇が重要な所見である(下記症例,その参照症例と,さらにその参照症例の参照症例).
【参照症例】
1.
腸閉塞・イレウス特集(obstruction+ileus)5 【症例 ILE 24】
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