図2は省略.単純(Plain)CTである.図9〜図11の白矢印が右側結腸で虚脱している,図1で腹水(※)を認め,数字とアルファベットを記した拡張した小腸はgaslessで,図15〜図24の広範囲の腸間膜の濃度上昇(▲)もあり,絞扼性小腸閉塞の可能性が極めて高い.その小腸壁は高濃度を呈し出血性壊死を意味するのでclosed loopを証明する必要はない.念のため図32から追跡してみるとAは図17のPで,1は図15の98で閉塞するのでclosed loopを形成している.図13〜図15で虚脱した小腸(SB)を認め,図15の丸数字1から下行し図23の丸数字2でUターンし上行するのが単純性閉塞の小腸(直進する間は同数字).手術所見:盲腸から140cmの部位で90cm長の小腸が索状物により絞扼され壊死に陥っていた(上段 図A).
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