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腸閉塞・イレウス特集(obstruction+ileus)16 RESIDENT COURSE 解答 【症例 ILR 78】
大腸部分閉塞・上行結腸癌.Colonic incomplete obstruction with ascending colon cancer
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図1の横行結腸(Tc)と図1〜図6の下行結腸(Dc)は液状内容物を含むが拡張(6cm以上,盲腸は9cm以上)はしていないので麻痺性イレウスを示唆するが,図14の上行結腸(Ac)は6cm以上に拡張し,そこより肛門側での閉塞病変を否定できない.図14の1から追跡すると図11の4で閉塞する.図10〜図12の↑が原因病変だがやや強い造影効果を示し,辺縁も不整だから癌であろう.肛門側にも液状内容物を認めることは不完全閉塞ということになる.大腸ファイバー検査で上行結腸癌を認め(図A:▲),経肛門的にイレウスチューブを挿入し減圧に成功した(図Bの△がイレウスチューブ) .
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ17 【症例 ER 85】
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