下段の図10〜図12で右側結腸(白矢印)は通常便を含み,拡張した小腸はgaslessで,壁の造影効果は図2と図3のviableな小腸(△)と比較して減弱している.図1〜図3,図15と図16で大量の腹水(※)を,図6〜図8で腸間膜の濃度上昇(▲)を認めるので壊死に陥った絞扼性小腸閉塞であろう.Closed loopを証明すればその診断が確定する.図15から追跡するとAは図10のYで,1は図8の33で閉塞する.間に1スライスあるがclosed loopと診断していい.図9で21から22にUターンする所見を認識するのはやや困難だが,7mmまたは5mmスライスであれば容易となる.図9と図10で虚脱した小腸(SB)を認めるが,なぜか口側の小腸は拡張していない.腹水多量のため絞扼性小腸閉塞が疑われ手術となった.150cmの空腸が索状物により絞扼され壊死に陥っており(図A),切除された.
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