下段の図13〜図15で虚脱した盲腸(Ce)と回腸末端(Ti)は拡張した小腸が機械的閉塞であることを示唆する.大部分がgaslessで,図21と図22で腹水(※)があるが,腸間膜の濃度上昇は認めない.図16〜図18で小腸内に嵌頓した結石(▲)があり,図15の1から数字順に展開し図7の33となる.図14のabはaとbに別れ上行し,図10のXYも同様に上行する.図19のAから図16のHは虚脱した肛門側の小腸(粘膜下浮腫で壁肥厚を示しているがその原因は不明)だから,胆石イレウスが証明された.手術で同所見が確認され,2.5cm大の結石を回腸から摘出した.
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