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腸閉塞・イレウス特集(obstruction+ileus)7 RESIDENT COURSE 解答 【症例 ILR 31】
絞扼性小腸閉塞(壊死).Strangulated obstruction of small bowel with necrosis
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図1の腹水(※)は胃液(白矢印)よりやや濃度が高く,血性腹水の可能性が高い.図3〜図7で腸間膜の濃度上昇(▲)を認め,図12〜図17の局所性(腹水のたまりやすい肝,脾臓周囲と骨盤腔以外で,しかも反対側には認めない)の腹水(△)はその周辺の腸管が絞扼性であることを示唆する.図10〜図18の右側の拡張した小腸(↑)は,単純CTだから壁の造影効果は判断できないが,高濃度の内容物は血液であることを示唆し,壊死に陥った腸管であることを裏付ける.Closed loopの証明は出来ないが小腸の出血性壊死と診断してよい.エコーガイド下に穿刺したところ血性腹水を認めたため手術となった.大量の血性腹水を認め,盲腸から100cmの部位で癒着と捻転により90cmの回腸が出血性壊死(図A:↑間)となっていたため切除された.
【参照症例】
1.
下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 3 【症例 LR 13,14,15】
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