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下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 2 RESIDENT COURSE 解答 【症例 LR 7】
虚血性腸炎による直腸S状結腸移行部穿孔.perforation of rectosigmoid junction with ischemic colitis
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図12の直腸1から逆行性に追跡すると図6の11あたりからS状結腸となり頭側へ上行する.図11のABはAとBとなり頭側へ上行する小腸であり,図9のCDは同様に小腸である.すると図4〜図12の△は腸管外糞便であることが明白になる.図8では腸管外糞便に接する後腹膜筋膜や腸間膜が充血肥厚して腸管壁様に見えることがあるが(↑),周囲の腸管と連続しないことで鑑別できる.図6と図7の※あたりでS状結腸が腸管外糞便とつながり穿孔部位であろう.図2と図3の▲は遊離ガスである.手術所見:骨盤腔は糞便で充満していた.直腸S状結腸移行部に3cm大の穿孔を認めた(図A:↑).病理:ischemic colitis.
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