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外傷(Trauma)シリーズ19 EXPERT COURSE 解答 【症例 TE 92】
S状結腸穿孔.Perforation of sigmoid colon
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図1で腹水(※)と遊離ガス(↑)を認めるので消化管穿孔の可能性が極めて高い.図8〜図10で腸管外糞便(△)を認め,図9の壁欠損部(▲)が穿孔部位であろう.直腸から下行結腸は数字順に展開するのでS状結腸穿孔と診断できる.手術で同所見が確認され(図A:白矢印),Hartmann手術が施行された.
参考症例
(モップによる直腸・膀胱損傷):40歳男性.風呂場を清掃中に転倒してモップの柄が肛門に突き刺さった(図Aと図B).抜けなくなり,腹痛が出現したため救急搬送された.
図8〜図11の“E”字型の構造物(▲)がモップの柄の部分で,直腸内にあるが,その先端部(図5〜図7:△)は直腸外に位置する.図2〜図9の↑はすべて腸管外遊離ガスであり,図4〜図7の※は血腫または血性腹水で,直腸穿孔を裏付ける.手術で直腸と膀胱損傷を認め修復した.
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