外傷(Trauma)シリーズ17 RESIDENT COURSE 解答 【症例 TR 85】

脾臓損傷 IIIa.Splenic injury grade II




上段の来院時のCTで明白な脾臓損傷を認めないが,↑は周囲に血腫を伴いextravasationの可能性が高い.見落とされ,11時間後のCTで活動性出血の診断がつく.








11時間後のdouble phase 造影CTで,脾臓周囲の血腫量は増大し,肝周囲にも相当量の腹水(※:おそらく血液)も出現した.早期相(Early)図18〜図20の△は,晩期相(Delayed)で図14〜図24まで,8スライスに広がっており(▲)extravasationである.血管造影で同所見(図Aと図B:白矢印)が確認され,スポンゼル細片で塞栓した.Hb:14.0→11.0g/dl.











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