外傷(Trauma)シリーズ16 EXPERT COURSE 解答 【症例 TE 80】

胃穿孔・中結腸動脈断裂.Stab wound of stomach and lacerated middle colic artery with active bleeding



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図16〜図20で刺創路から横行結腸(TC)と大網が腹腔外へ脱出している(G:ガーゼ).図3〜図7の↑は遊離ガスである.図10でIVCが虚脱している,図8〜図19で胃背側(網嚢内)に大量の血腫(※)を認める,図12〜図19の△はextravasationを示している可能性が極めて高い(double phase 造影CTでより明白となる).従って,腹水(図4,図9,図18と図21の目盛り)は血性と判断する.出血量は,図4で250,図9のMorison窩で250,図18で300,図21で300,図24で250,胃背側の血腫は大まかな体積計算して,図11で8×10=80,12スライスだが9スライス分として720,合計2070mlとなる(輸液量は2000ml以上).手術で胃前庭部前壁の全層性の刺創(図A:↑)と,活動性に出血している中結腸動脈の断裂(図A:白矢印)を認めた. Retrospectiveに見れば,図12〜図15の▲は胃刺創部からのextravasationを示していると思われる.












  【参照症例】   1. 外傷(Trauma)シリーズ7 【症例 TR 35】

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