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外傷(Trauma)シリーズ13 RESIDENT COURSE 解答 【症例 TR 62】
脾臓損傷 II(活動性出血なし).Spleen injury scale II with no active bleeding
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図5と図6で脾臓周囲に胃液より高濃度の腹水(▲:血液または血腫)を認め,図9〜図11の↑が損傷部位であろう.出血量は200ml程度で,extravasationを認めない.血管造影(図A〜図C)でextravasationや仮性動脈瘤を認めず塞栓術は施行しなかった.Double phase造影CTで出血量が1000ml以下で,extravasationを認めなければ血管造影の適応はなく,ほとんどの症例で保存的治療が可能と思われる.ただし,経過中に血圧低下や出血を示唆する貧血の進行があれば血管造影の適応である.
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