図2は削除した.前腹壁直下に遊離ガスはない.結腸は前日投与した造影剤を含み,さらに5mmスライスだから追跡は容易である.図1の下行結腸1から肛門側へ進むと図15の直腸54となる.図7〜図13でS状結腸の上行脚と下行脚が近接し,捻転を起こしそうな走行である.図3〜図9,図12と図13,図19と図20▲は遊離ガスと液貯留が鏡面像を形成している.また図17〜図21の△は造影剤を含んだ液貯留であり,その近辺の結腸穿孔を強く示唆する.抗生物質投与で保存的治療が奏効し,後日精査したら直腸前壁に陥凹性の2型病変を認めた(左上図A:↑).図10のやや狭窄した↑が病変か? 手術および病理所見:40×20mmの陥凹性病変中央に穿孔を伴う直腸癌(右下図B:↑),well to moderately differentiated adenocarcinoma.
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