その他(Miscellaneous)シリーズ15 RESIDENT COURSE 解答 【症例 MR 71】

腹腔内膿瘍.Intraabdominal abscess



図5〜図8の↑は上下で盲端になり,壁が濃染され,図7と図8で周囲脂肪組織の濃度上昇(▲)を認め,術後の遅発性膿瘍である.経肛門的ドレナージを行い(図11〜図14,△:ドレーン),6日間で治癒した.大腸ファイバー検査で異常を認めなかった.








参考症例(術後腹壁内・皮下膿瘍):82歳女性.右下腹部痛シリーズRE3(急性虫垂炎:下記参照症例)と同症例.虫垂切除後6日目だが38度台の発熱が続いている.手術創周囲に圧痛がある.
回腸末端(TI)は図4から始まり上行する.図4〜図8の↑は腹壁内膿瘍,図6〜図8の▲は皮下膿瘍である.図2と図3の△は膿瘍ではなく,浮腫により腫大したBauhin弁であろう.手術創を開放・排膿し2週間で治癒した.










  【参照症例】   1. 右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ1 【症例 RE 3】

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