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その他(Miscellaneous)シリーズ14 EXPERT COURSE 解答 【症例 ME 70】
異物(沈降炭酸カルシウム錠のPTP)による小腸穿孔.Small bowel perforation by a foreign body(PTP tablet of precipitated calcium carbonate)
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図2〜図4は省略.図1の腹部単純写真で左下腹部に異物(↑と白矢印)を認める.CTで遊離ガスはないが図15〜図17で腹水(※)があり,図5〜図12の脂肪組織の濃度上昇(△)は腹膜炎を示唆する.図5〜図11で小腸内に異物を認めるが,▲の淡い濃度の線状のもの,↑の円形の高濃度のものと,中間濃度の白矢印の3種類で構成されている.A:上行結腸,C:盲腸.TI:回腸末端.異物による小腸穿孔と診断し手術となった.小腸中央部でホッチキス針1本が付いた,沈降炭酸カルシウム錠のPTP(press-through-package)シートによる穿孔を認めた.CTの↑が錠剤(図1では↑)で,白矢印がホッチキス針(図1の白矢印), ▲はPTP包装ということである.
参考症例
(食道内PTP):55歳女性,1錠の降圧剤をPTP包装ごと誤飲し,喉の異物感を訴える.
図1は単純写真で↑がPTP,図2と図3の造影で▲がPTP.内視鏡操作中に嘔吐してPTPを無事排出した.
【参照症例】
1.
右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ9 【症例 RE 42】
2.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ15 【症例 EE 74】
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