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その他(Miscellaneous)シリーズ13 RESIDENT COURSE 解答 【症例 MR 64】
胃GIST(Gastro-Intestinal Stromal Tumor).Gastric GIST
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※は胃内容物ではなく,巨大な実質性腫瘤である.▲が胃の内腔だから,一見胃を左側から圧排する,胃外腫瘤に見えるが,図Aと図Bの所見を考え合わせると,胃の内外に発育した腫瘍である.単純CTの図15と図16の↑は石灰化像である.不整に造影され,悪性のGISTなどの非上皮性悪性腫瘍を考慮する.図Aの造影で△は胃内に発育した腫瘤像で,↑は潰瘍を描出している.図Bは内視鏡所見で,潰瘍(▲)を伴う胃内腫瘤を示す.切除し,病理検査でおそらくbenignのGISTと診断された.
参考症例
(胃GIST):57歳女性.前日にタール便があり,当日吐血したため来院した.Vital signは安定.Hb:9.8g/dl.入院2日目に吐血と大量のタール便が出現し,血圧が低下,Hbも6.8g/dlまで低下したので手術となった.
CTで胃内の球形の腫瘤性病変(↑)を示し,内視鏡検査で出血部と思われる潰瘍(図B:▲)を伴う粘膜下腫瘤(図A:白矢印)を認めた.図Cが切除標本で,潰瘍(△)を形成した有茎性の腫瘤は病理検査でGIST,uncommitted type,potential malignancyと報告された.
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