図１〜図３の盲腸（C）は血腫様の内容物を示し，盲腸または小腸が出血源であろう．TI：回腸末端．造影CTで△はextravasationであり，盲腸が出血源である．明白な憩室を認めず，よく見ると図５と図６の▲と図１５〜図１９の↑は腫瘤性病変であり，盲腸腫瘍の出血である．
腫瘤は辺縁平滑で，均一な強くない造影効果を示し癌との診断は出来ないが，内視鏡検査で盲腸に腫瘤性病変（図A：↑）を認め，生検でadenocarcinomaと診断された．