腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)17 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 85】

単純性小腸閉塞.Simple small bowel obstruction






拡張した小腸はgaslessで,図19で腹水(※)があるが,壁の造影効果は良好で,腸間膜の濃度上昇を認めないので絞扼性小腸閉塞の可能性は低いが完全に否定は出来ない.図17から追跡してみると,Aは図8のJで閉塞し,連続する虚脱した小腸(SB)を認める.図17の1は図4の14となり上行する.図16のabは aとbとなり上行し,図11のcdとefも,図8のxyも同様に上行する.つまり.図8のJは,近辺で閉塞する他の腸管を認めないので単純閉塞である.腹痛が改善しないため2日後手術となった.腸間膜と腹壁間の索状物により回腸の閉塞を認め(A),索状物を切離した.












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