腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)15 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 75】

ワーファリンによる小腸壁内血腫.Warfarin-induced intramural hematoma of jejunum












図1〜図3の腹水(※)は,図2と図3の小腸の液状内容物(▲)と比較して高濃度を呈しており血性腹水である.図5〜図23の小腸(↑)は壁肥厚を示しているが,単純CTの図13〜図16で高濃度(筋肉と同等またはそれ以上:白矢印)を呈しているので壁内血腫である.近位空腸の造影(図A)では壁内血腫により粘膜が鋸歯状所見(△)を示し,口側は拡張している.ワーファリンを中止しビタミンK投与で2週間で治癒した.












  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ15 【症例 EE 75】
2. 右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ20 【症例 RE 100】

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