腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)15 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 73】

好酸球性腸炎.Eosinophylic enteritis






横行結腸は図1のT1〜図5のT15までだが,図4のT4から上行結腸:図12のA8まで連続的に,また一部の空腸(↑)も粘膜下浮腫による壁肥厚を示し,何らかの急性炎症性疾患を示唆する.白血球分類で好酸球は入院時:4%が, 3日後には16%に上昇した.便培養:陰性.大腸ファイバー検査による右側結腸の生検で好酸球性腸炎と診断された.6週間のステロイド投与が著効を示し症状改善した.






  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ20 【症例 ER 97】
2. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ20 【症例 ER 100】

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