腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)13 EXPERT COURSE 解答 【症例 GE 61】

横行結腸(脾弯曲部)癌.Transverse(splenic flexure) colon cancer












図12で下行結腸(D)は虚脱しており,上行結腸(A)は液状内容物を含むので,両者間での閉塞を示唆する.図11の1から追跡すると,図3の47で閉塞し,その原因は図2〜図4の↑の病変である.強い造影効果を受けるが,小さいので癌との診断はCT上困難である.図16の▲は腹部大動脈瘤である.NGチューブを挿入したが,48時間後のCT(図A:図19と同部位)で小腸の拡張は増大を示している.第3病日に大腸ファイバー検査を行い,脾弯曲部癌による閉塞(図B:↑)と診断され,経肛門的減圧を行った(図C).図Dが切除標本で,白矢印が癌病変.











  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ17 【症例 EE 81】
2. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ17 【症例 EE 83】

 【 次の問題→ 】  【 このシリーズの問題一覧に戻る 】 【 演習問題一覧に戻る 】