腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)12 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 60】

S状結腸癌・口側穿孔.Perforation at cranial site of sigmoid cancer









図16の1から頭側へ追跡すると,S状結腸の走行は図の数字順に展開し,図7の28から下行結腸となる.図2〜図10の△は腸管外に存在するガスまたは糞塊であり,図8と図9の↑の間が壁欠損像(断裂像)を示しており穿孔部である.図13と図14のS状結腸の▲は造影効果の強い病変で癌であろう.従って,診断はS状結腸癌と数cm口側での穿孔となる.手術で同所見が確認された.図Aの白矢印が癌病変で,↑が穿孔部.病理:mucinous adenocarcinoma,図Aのポリープ病変(△)はtubular adenoma.









  【参照症例】   1. 下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 13 【症例 LR 62】
2. 下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 13 【症例 LR 65】

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