図1の腹部単純写真はcoffee bean signを呈している(↑).図2の,ガスで拡張した腸管をAと1から追跡すると,Aは図6と図7でbeak signを呈し(▲),図9のHで盲端になる.1は図9の8でbeak signを示し(▲),図11の10で盲端になる.図2の下行結腸D1は図6のD5でbeak signを呈し(▲),閉塞してから図9で8と連結する.図16の直腸R1は虚脱したまま図8のR9となり消失するので図7のGと連結するようだ.A〜Hと1〜10はclosed loopを形成しており,その閉塞部位へ下行結腸と虚脱した直腸が収束するのでS状結腸捻転である.注腸造影前に自然に捻転解除されたものと思われる.
|